大会長挨拶
『 第11回日本医薬品安全性学会学術大会 』 開催にあたって
皆さま、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。平素は大変お世話になり、厚く御礼申し上げます。
この度、第11回日本医薬品安全性学会学術大会を2025年8月2日(土)~3日(日)に名古屋にて開催することとなり、第11回日本医薬品安全性学会の大会長を拝命しました藤田医科大学病院 薬剤部 山田 成樹です。
日本医薬品安全性学会は、「医薬品安全性学の実践を通して医薬品の安全性の向上に寄与する」ことを理念とし、2014年5月に設立されました。2015年には薬剤師を対象とした認定制度(医薬品安全性指導者(DSSP)、医薬品安全性専門薬剤師(DSD))および2018年には製薬会社における医療関係者を対象とした専門制度(医薬品安全性情報スペシャリスト(CDSIS))を創設し、医薬品安全性に更に貢献できる医療人の育成に尽力してまいりました。
第11回大会のテーマは「医薬品安全性を極めよう! 〜 Be The Best Safety 〜」とさせていただきました。昨今、医薬品の供給問題や安全性に関する事象が数多く報告されており、医薬品の安全性について更に追求していかなければならないと感じています。そして、有効性と有害事象は表裏一体のものであり、いかに有害事象を押さえながら最大の効果を出していくのかも要だと考えています。そのため、シンプルに医薬品の安全性を極める大会にしていきたいと考えテーマとさせていただきました。
本学術大会におきまして、数多くの医療職の方々と医薬品の有害事象における発生原因、対応策、および臨床における適正な医薬品の使用を議論し、更に医薬品の安全性の向上に努めていきたいと考えております。
第11回日本医薬品安全性学会学術大会
大会長 山田 成樹
藤田医科大学 医学部 薬物治療学 教授
藤田医科大学病院 薬剤部長