大会長挨拶
この度、第50回日本血液浄化技術学会学術大会・総会 大会長を拝命し、大変、身の引き締まる思いでございます。皆様のご支援とご協力に心から感謝申し上げます。この貴重な機会を大切に、皆様方と一丸となって、有意義な学術大会になるよう努力する所存です。
新型コロナ感染症で停滞していた学術活動ですが、少しずつ再開する機運となり、感染症分類が変更となった2023年5月から本格的に再始動した感があります。多くの会員諸氏にご参加いただけるよう、コロナ禍で予約した「ウェスタ川越」から、多くの会場を確保できる「川越プリンスホテル」に変更させていただきました。そのため、日程も当初より早まり2024年4月12日(金)~14日(日)となりました。発展的変更ということで皆様にはご理解いただけると幸いです。
この学術大会のテーマを「点滴穿石」といたしました。小さな滴も落ち続けることで穴を開けることができるということで、血液浄化の領域も過去の実践を地道に継続したことが、現在の医療の進歩として開花してきたことを再確認しながら、未来に向けた新たな展望を模索することを念頭に置き、このようなテーマといたしました。次の10年20年を得たときに“よかったな”と振り返られる血液浄化医療の実践を目指し、皆様といろいろな角度から討論できればと考えております。
埼玉川越は「小京都」や「小江戸」と称され、全国的に注目を浴びるようになり、近年TV等でも多く取り上げられるようになりました。会場は西武新宿線本川越駅徒歩0分、東武東上線「川越市駅」より徒歩5分の好位置で、会場から徒歩圏内に多くの散策スポットがございます。長い年月において様々な歴史が織りなされてきた川越を、お時間を許す限り、「ぶらり散策」から感じていただけたら幸いです。
新型コロナ感染症の政策が大きく転換されましたが、スタッフ一同一丸となって皆様に安心して参加いただける様に鋭意準備を進めて参ります。どうぞ、積極的に学術発表や討論にご参加いただき、交流の場を有効に活用していただければ幸いです。川越の地にてお目にかかることを楽しみにしております。
第50回日本血液浄化技術学会学術大会
大会長 金山 由紀
埼玉医科大学総合医療センター 臨床工学部 課長