大会長挨拶

 皆さま、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。平素は大変お世話になり、厚く御礼申し上げます。
 この度、日本病院薬剤師会東海ブロック・日本薬学会東海支部合同学術大会2023の大会長を拝命しました藤田医科大学病院薬剤部山田成樹です。

 今大会のテーマを「臨床と研究の融合で考える 〜Pharmacist & Scientist〜」とさせていただきました。現在の薬学は、明らかに臨床分野と基礎科学分野で隔たりが感じられます。本来の薬学は基礎研究から臨床へ、また臨床から基礎研究へと相互に橋渡しを繰り返しながら創薬、育薬に繋げていく役割を持っていると思います。この役割を実行するためにこれからの薬剤師に求められるのが “Pharmacist & Scientist” だと考えています。また、日本病院薬剤師会と日本薬学会の合同学術大会は全国でも稀な大会であります。このような合同での大会こそが「臨床と研究の融合を考える」良い機会になっているのではないかと考えています。
 本大会は病院薬剤師、薬学教員が共同でプログラムを企画・運営しています。例年にならい合同メインシンポジウム、その他特別講演、東海薬学教育コンソーシアムによるFD企画シンポジウム、共催セミナー等を企画していくつもりであります。さらに一般演題での多くの皆様方にご発表いただき、有意義な大会を目指したいと思っています。
 未来の薬剤師である薬学生と薬剤師の素晴らしさを教育する薬学系教員、現在活躍している薬剤師がともに共有でき、活発に意見交換できる大会を作っていきたいと考えています。
 現在、新型コロナ感染症が収束に向かい、「afterコロナ」の大会を企画していきたいと思っています。4年ぶりの完全集合型大会を開催となるようご支援いただければありがたく思っております。

2022年10月吉日


日本病院薬剤師会東海ブロック・日本薬学会東海支部
合同学術大会2023
大会長 山田 成樹
藤田医科大学医学部 薬物治療情報学講座 教授
藤田医科大学病院 薬剤部長


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