大会長挨拶
日本医工学治療学会第39回学術大会開催にあたり
皆さま、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。平素は大変お世話になり、厚く御礼申し上げます。
この度、川越プリンスホテル(埼玉県川越市)におきまして日本医工学治療学会第39回学術大会を令和5年5月12日(金曜日)〜14日(日曜日)に開催させて頂くことになりました。スタッフ一同一丸となって鋭意準備を開始しております。
本学会は、『医工学的技術を治療に応用するための学術研究に関する事業を行い、わが国における医工学治療の進歩普及に貢献し、学術文化の発展と国民の医療福祉の増進に寄与すること』を目的に、30年を超える年月にわたって、学術大会が開催されてまいりました。多くの諸先輩方の研究成果が医療現場で活かされており,更なる医工連携に取り組む臨床家の一人としては灌漑深いものであります。
さて、今回の大会テーマを『リフレーミング〜多角的な視点から医工学治療を考える〜』にいたしました。リフレーミング【reframing】とは、心理学用語として、ある事柄を今までとは別の視点で見直すようなときに使われ、今では理想的な状態に向かうために別の枠組みから捉え直す時に使われます。医工連携で得られる成果をリフレーミングによって、多職種で発展させていく医工学治療としていきたい思いで、このテーマといたしました。医工連携の福音が一人でも多くの方々に届くよう、臨床家、研究家、教育家、開発から営業まで担う企業の皆様方をはじめ、一人でも多くの方々と共有できる場になることを期待しております。
新型コロナ感染症でまだまだ大変な時期が続いていますが、次の時代を見据えて歩みださなければいけない時期かと思います。開催地の川越は小江戸と呼ばれる情緒あふれる街並みで近年注目されています。一人でも多くのご参加をお待ち申し上げます。
日本医工学治療学会第39回学術大会
大会長 小川智也
埼玉医科大学総合医療センター
腎・高血圧内科 教授/血液浄化センター長