大会長挨拶
この度、第30回日本アフェレシス学会関東甲信越地方会を2023年7月8日(土曜日)に埼玉県川越市において開催させていただくことになりました。会場は、川越駅から徒歩5分のウエスタ川越です。新型コロナ感染症の政策が大きく転換されましたが、皆様に安心して参加いただける様に準備を進めて参ります。
今回のテーマは「より身近なアフェレシス療法を目指して」とさせていただきました。血液浄化療法の発展によって、より幅広いアフェレシス治療が可能になったと思います。その結果として様々な分野で取り入れられることを望みたいのですが、血液浄化療法の専門性などで限られた範囲での活用になってしまいがちでもあります。近年、薬物療法の発展でアフェレシス治療の立ち位置が不明瞭になった感もありますが、血液浄化療法の特性として循環動態を守れれば様々な液性免疫の調整が可能なことをもっと生かせる場があるのではとも思っています。そういう意味でも、この治療がより広く浸透し、患者の様々な病態における一助として活用されることを目標にこのテーマ設定といたしました。活発なご討議を賜れる有意義な学会になる様に準備を進めて参ります。
開催地周辺は、近年TVなどで取り上げられ、小江戸川越として注目されるようになりました。ぜひ、学会にご参加いただくとともに、お時間の許す限り街並みをご散策いただけると幸いです。皆様にお目にかかれることを楽しみにしております。
第30回日本アフェレシス学会関東甲信越地方会
会長(当番世話人) 小川智也
埼玉医科大学総合医療センター
腎・高血圧内科 教授/血液浄化センター長