大会長挨拶

 このたび、第49回日本血液浄化技術学会学術大会・総会を 2023 年4 月 21日(金)~23日(日)に開催させていただくこととなりました。会場は、沖縄県名護市の万国津梁館としました。2000年に沖縄サミットが開催された場所になります。大会テーマは、「テクノロジーが支える次世代の医療へ one step forward」。次世代の医療に向けて、技術をどのように進歩させるかを考え、未来のより良い医療に向けて一歩でも前進できる機会にしたいと考えています。

 学術大会開催の最大の意義は、新たな知見を専門家集団の中に問い、それにより新たな知を生み出す場を提供することだと考えます。知を一カ所に集めるからこそ、新たな知を作りだす作業を行えると考えました。それゆえ、発表は原則、現地のみとさせていただきたいと考えています。一方、新型コロナウイルス感染症の感染拡大は、遠隔会議などのオンラインでのコミュニケーション手段を一気に普及させました。このことは、地方、大都市に関わらずどこからでも、さらに言えば、世界中どこからでも、学会に参加できるインフラが整ったことを示しています。現在、まだ新型コロナウイルス感染症が完全に収束していないことも鑑み、このメリットも最大限に活かし、現地開催+オンライン配信のハイブリット開催としたいと考えています。

 学術大会は、大都市の大型のコンベンション施設、あるいはホテルの宴会場を使って開催することが一般的ですが、開催費用の負担が大きく、そのような学術大会の在り方そのものを見直す時期とも言われています。沖縄県をはじめとするいくつかの地方都市では、地域の産業振興のため、学会等の誘致に力を入れています。他県からの参加者の人数に応じた補助金を出して、人を集め、地域の産業振興を目指す取り組みです。学術大会を地域の産業振興のための補助金とセットで運営することで、大会運営にかかるコストを低減するとともに魅力的な地方都市で開催することで学会の参加者も増やすという考え方もありなのではないか、と考えました。当学会は、中央だけでなく地方の全国津々浦々まで、血液浄化に関わる人の自己研鑽の機会を提供するということをコンセプトにしており、地方開催は、そのコンセプトとも合致します。

 新型コロナウイルス感染症の感染状況については、まだ先が見通せない状況ではありますが、ぜひ、多くの方に現地に足をお運びいただきたく、開催のご案内を申し上げます。沖縄の地で、異国情緒のある非日常の中で、海風に吹かれながら、心身をリフレッシュし、新たなアイデアを生む機会としていただきたいと考えています。
 多くの参加者の皆さまと会場にて、情報交換できることを楽しみにしています。

2022年9月吉日


 

第49回日本血液浄化技術学会学術大会・総会
大会長 小久保謙一
北里大学医療衛生学部

 

 

 


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